[ 素 材 ] ブルースピネル
  1.9 ct (直径約 6 mm)
  18K
  silver950
[ サイズ ] 11.5号
¥42,000(消費税込み)
★夢の中で舫を手繰り寄せた小舟が、彼方に消えたと思っていた扉を引き寄せます。眠りの中で摘んだ花の香りが目覚めてからもなお漂うように、これは、2つの世界の境界が溶け合う時間です。
★しばらく前からあなたのもとに届いているメッセージに気がついているでしょうか。最初に姿を表わすのは、言葉の断片やかすかな色、図形の一部などの、曖昧な幻のようなもの。それが次第に繋がり、結びつき、この扉の全体の姿が顕れ始めます。
★象徴という形で、日々に織り込まれているサインに敏感になってください。繰り返される似たような出来事や、ふと目が吸い寄せられる色、そこにないことで逆に存在感を示すなにか。好きや嫌い、幸運や不運といった判断を簡単に下して物事を片付けてしまわずに、その奥にあるもの、隠された意味に意識を向けてください。
深い藍のブルースピネル。
珍しいカットのこのルースを、上下を逆にして作品にしました。
ルースの厚みと色味の濃さによって、本来の向きでセッティングすると、この美しい翳りを持つ藍のニュアンスが消えて漆黒の石に見えてしまう、というのも理由の1つですが、なによりも、逆にした姿が異国の王宮の屋根やパビリオンのようでとても心惹かれたからです。
スピネルの左右の蓮の花のモチーフには、それぞれ1つずつ金の珠が配してあります。
このルースのカットは少し荒々しく、条線が磨りガラスのような仕上がりになっています。
また、石の中には水中を立ち昇る気泡を思わせるインクルージョンがあります。
個人的には、それらの特質がこのスピネルが持つ古代遺跡で発見された宝石のような佇まいに合っていてとても好きですが、そういった点を気になさる方にはお迎え頂くことをおすすめしません。
石の中の風景と相まって、いにしえの天宮図のよう。
とても好きな作品です。
このスピネルに触れている時、古代エジプトの気配を感じ、水辺で咲く睡蓮のイメージが繰り返し浮かびました。
その睡蓮をオリジナルの文様にして、リングの周りにぐるりと手彫りしました。
なぜかそうした方がふさわしいと感じ、6つの睡蓮は黒く燻し、石の両脇の2つはそのままに。8という数字にも意味があるようです。同時に、「不可視のもう1つの花」によって顕れる「隠された9」というメッセージも。
あなただけに開かれた神殿。
秘された聖域。
こちらの作品は、リサイズが出来ません。サイズを確認の上、お迎えください。
石にダメージを与える可能性がありますので、超音波洗浄はお控えください。また、強くぶつけたり、高いところから落としたりしないよう、お気をつけください。睡眠中、スポーツ中、入浴中は外してくださるようお願いいたします。